富士山噴火に備えるための備蓄・防災グッズ完全リスト|家庭・企業で今すぐ準備すべきもの

はじめに

富士山は活火山であり、再噴火のリスクは常に存在します。

噴火は地震と違い予兆が見える場合もありますが、
火山灰や溶岩流・火砕流の影響で、都市機能や交通は数日〜数週間麻痺する可能性があります。

ここでは、内閣府・気象庁の公表資料を基に、
家庭・企業で今すぐ揃えておくべき防災グッズを網羅的にまとめました。

噴火特有の備蓄も含め、準備の目安と使用方法を具体的に解説します。

1|噴火特有の備蓄・防護用品

富士山噴火では、特に火山灰(降灰)が生活の大半に影響します。

火山灰対策が不十分だと、呼吸器・目・家屋・車が損傷し、都市生活が長期停止する可能性があります。

必須アイテム

1. DS2 / N95マスク

  • 火山灰の微細粒子を防ぐマスク
  • サージカルマスク(薬局等で購入できる一般的な風邪マスク)は構造上、マスクと顔の隙間から火山灰が入ってきやすいため、国家検定規格の高機能マスクをお勧めします。

2. 防塵ゴーグル

  • 火山灰の目への侵入を防ぐ
  • 長時間作業でも目の炎症を抑制
  • 通気孔の空いていないゴーグルを推奨

3. 窓ガード(不織布+養生テープ)

  • 降灰侵入を最小化
  • 家屋の内部汚染を防止

4. ブルーシート・カバー類

  • 屋外機器や車両の保護
  • 雨で灰が固まる前に覆う

2|標準的な防災備蓄(家庭向け)

災害は、停電・断水・交通麻痺 が同時に発生することが多いため、家庭で備えるべき物資は以下の通りです。

 カテゴリ 推奨備蓄量・例
1人1日3L × 3日分(最低でも9L)
食料 保存食・レトルト・乾パン 3日分〜5日分
非常用トイレ 災害用・凝固剤付きタイプ
懐中電灯 電池式・充電式どちらも
モバイルバッテリー 家族分・複数台
生活用品 タオル・ウェットティッシュ・マスク予備
衣類  長袖・長ズボン・帽子・雨具

   
ポイント:火山灰が降ると水道・下水・電力は長時間停止する可能性があるため、水とトイレ確保が最優先です。

3|家庭で追加しておくと便利なアイテム

  • 噴火特有の降灰や交通麻痺を想定した備えです。
  • ほうき・ちりとり・スコップ → 火山灰清掃用
  • 大型ゴミ袋・防水袋 → 灰の処理・雨水確保
  • 作業用手袋・マスク追加 → 家屋清掃用
  • 簡易寝袋・毛布 → 災害時の避難所用
  • 風呂水タンクの水確保 → 洗浄・トイレ用

4|企業・オフィス・工場の防災備蓄

噴火による都市機能停止は、事業継続計画(BCP)の観点からも非常に重要です。

従業員向け備蓄

  • DS2 / N95マスク、ゴーグル
  • 災害時用食料・飲料水(3日分以上)
  • 非常用トイレ・衛生用品
  • 防寒・防塵服

設備保護

  • 空調・機械設備のフィルター予備
  • 発電機・燃料の確保
  • 重要書類・データのクラウド保管

交通・出勤対策

  • 灰による通勤不可を想定した自宅待機ルール
  • リモートワーク環境整備
  • 災害情報・連絡網の確認

5|車両・屋外での備え

  • 噴火時の車両被害は深刻です。
  • 特に吸気口やエンジンに灰が入りやすく、停止のリスクがあります。

車両備え

  • カーカバー(ブルーシート・防塵)
  • エアフィルターの予備
  • 長距離移動は極力避ける
  • 灰による視界不良のため、ヘッドライト・ワイパーの点検

屋外作業時

  • 防塵ゴーグル+DS2マスク
  • 長袖・長ズボン・手袋
  • 頭部保護(帽子・ヘルメット)

6|備蓄の管理・点検方法

備蓄を整えただけでは不十分です。

定期的に点検・更新を行い、必要な物資をすぐ使える状態にしておきましょう。

  • 水・食料 → 賞味期限の定期チェック
  • マスク・ゴーグル → 使用期限・破損を確認
  • 燃料・電池 → 期限切れや残量を確認
  • 避難経路 → 年1回シミュレーション

 ポイント:災害時に「準備していたかどうか」で被害を大幅に減らせます。

7|まとめ

富士山噴火は突然発生する可能性がある自然災害です。

火山灰や溶岩流による被害は広範囲に及び、都市機能・交通・水道・電力に影響します。

家庭・企業での備蓄・防災グッズは、被害軽減のために必須です。

特に重要なのは、

  • 火山灰対策(N95マスク・ゴーグル・窓ガード)
  • 水・食料・非常用トイレの備蓄
  • 電源・通信手段の確保
  • 企業BCP・リモートワーク環境

この記事を参考に、「噴火が来ても安全に数日間生活できる」状態を整えておくことが命を守る鍵です。

次に学ぶこと:企業の富士山噴火BCP

企業にとって噴火は、単なる自然災害ではなく、業務停止・物流麻痺・設備損害・従業員安全の問題を同時に引き起こす非常に深刻なリスクです。富士山噴火に備えた 企業向け事業継続計画(BCP) を、最新データと過去の事例をもとに具体的に解説します。

「企業が行うべき富士山噴火BCP」はこちら


「富士山噴火完全ガイド ポータル」へ戻る

富士山噴火完全ガイド

富士山噴火が発生した場合、首都圏を含む広範囲に甚大な影響が及びます。本記事では富士山噴火の被害予測、降灰リスク、家庭・企業が今すぐ備えるべき対策を総合的に解説します。

富士山噴火完全ガイド ポータル

本記事の信頼性について

本記事は、気象庁・内閣府・環境省・各自治体が公表する火山・防災情報をもとに作成しています。防災士が内容をチェックし、最新の情報を反映するため定期的に更新しています。

参考資料・出典