
新燃岳7年ぶり噴火から1か月、専門家が警告する長期化の可能性
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霧島連山の新燃岳では、6月22日に7年ぶりの噴火が発生してから活動が継続し、7月3日には噴煙が火口から5000メートルの高さまで達した。専門家は「下から上がってきたものが出口を探している」状態で、マグマ噴火への移行の可能性があり長期化のおそれもあると分析している。現在も噴火警戒レベル3(入山規制)が継続中で、火口から3km以内への立ち入りが規制されている。
一方、桜島では7月18日に南岳山頂火口で噴火が発生し、噴煙が火口縁上2000mまで上昇、大きな噴石が8合目まで飛散した。トカラ列島では群発地震が発生しており、諏訪之瀬島の御岳で常時噴火状態が続いている。