噴火への準備、対策に必要なものは? 情報収集から防災用品まで対策を解説。
300年間噴火していない富士山。大規模な噴火が懸念されている富士山噴火への対策。
代表的な噴火の予兆・前兆について解説します。
火山活動を5段階で評価する噴火警戒レベルについて解説します。
富士山が噴火したら、首都圏の自宅はどうなるのでしょうか。お子さんの学校や、通院している家族のことも気になります。国は方針を出していますが、資料の言葉は難しく、家庭で何をすればよいのかは読み取りにくいものです。ここでお伝えするのは、国のガイドラインが対象にしている、火山から離れた首都圏などの話です。富士山に近い地域には、別に富士山火山避難基本計画があります。 国の基本方針は、「できる限り降灰域内に留まって自宅等で生活を継続する」こと、つまり灰が降る範囲にとどまって、自宅で暮らし続けることです。ただ、灰が30センチ以上積もって木造家屋が危ない場合などは避難が必要とされ、備蓄は1週間分に、可能ならそれ以上が望ましいとされています。まずは、「自分の地域の計画はどこで見られる?」の表から、お住まいの都県のページを1つ開いてみましょう。 国の資料は、家庭に何を求めている? 国の資料の名前は「首都圏における広域降灰対策ガイドライン」で、令和7年(2025年)3月に内閣府がまとめました。国や地方公共団体(都道府県や市区町村など)が、各地域で降灰対策を検討するときの参考になるよう、考え方や留意点をまとめた資料、と書かれています。自宅にとどまるのを基本にした理由の1つは、降灰には「緊急的・直接的な命の危険性は低い」という特徴があることです。 灰の量で、家庭の過ごし方はどう変わる? 灰の厚さに応じて、被害の様子は4つの「ステージ」に分けられ、住民の行動も書かれています。ステージ2と3は、灰の量は同じで、電気や水道などの被害の大きさで分かれます。 ステージと灰の量 被害の様子(国の資料) 住民の行動(国の資料) 1(微量から3センチ未満) 鉄道などが止まったり、電気や水道に影響が出たりするかもしれない 自宅で、ふだんどおり暮らす 2(3センチ以上30センチ未満) 歩く以外の移動は制限される。電気や水道の被害は比較的小さい 備蓄を使って自宅で暮らす。状況により、命に危険が及ぶ人は、早い段階で、医療機関にかかれる地域へ移る 3(3センチ以上30センチ未満) 歩く以外の移動は制限される。電気や水道の被害は比較的大きい 備蓄を使って自宅で暮らす。備蓄だけでは難しくなったら物資の調達を考え、電気や水道が戻った地域へ移ることも。命に危険が及ぶ人はステージ2と同じ 4(30センチ以上、または降灰後の土石流の危険) 雨が降ると木造の家が灰の重みで倒れるおそれ。または土石流の危険 噴火の直後は自宅か頑丈な建物にとどまる。木造の家が危ないなら頑丈な建物へ、土石流の危険なら危険の少ない地域へ 出典:内閣府ガイドライン本文 PDF p.11・p.22〜23。表の言葉は、当店でやさしく言いかえています。確認日 2026-10-02。 表の「歩く以外の移動は制限される」と、早めに移る人の話は、のちほどの通院や介護の節でつなげます。最初に書いた30センチ以上の木造家屋は、ステージ4の、雨が降ったときの話です。 東京ではどのくらい積もる想定? 東京都の特設サイトのトップページには、見出しに「東京都への影響が最も大きくなるモデルケースの場合」とあり、その下の箇条書きに「多摩地域をはじめ、区部の大部分で2~10㎝程度以上の降灰が発生」とあります。「程度以上」とあるので上限とは読めず、あくまで検討のための一例で、風向などで変わる、という注つきです。 お住まいが30センチの側か手前かは、この数字だけでは言えません。同じサイトの富士山の噴火を知るのページには、降灰分布図と降灰の可能性マップがあり、地図で降灰の範囲を確かめられると書かれています。区市町村ごとの数字は、確かめた範囲では見つかりませんでした(2026年10月2日)。 備蓄は何日分?マスクは何枚?...
ここに書いた内容は、2026年10月2日午後4時時点の気象庁の発表にもとづいています。ここで扱うのは、森町・七飯町・鹿部町にまたがる北海道駒ヶ岳で、この日の午前7時30分に、噴火警戒レベルが1から2に引き上げられました。登れるのか、函館や大沼へ行ってよいのか、噴火するのかと、気になって検索された方も多いと思います。 いま、赤井川登山道は森町がゲートを閉鎖していて登れず、気象庁は「火山活動が高まっており、山頂火口原内で小噴火が発生する可能性があります」と発表し、火口から概ね4キロの範囲で大きな噴石に警戒するよう呼びかけています。噴火の時期やレベル3に上がるかどうかに公的な答えはなく、函館や大沼への旅行も、行ってよいかどうかの公的な答えは、10月2日に確かめた範囲では見つかりませんでした。次の解説情報は3日(土)16時頃の予定ですので、出かける前や登る前に、気象庁の火山活動の状況(北海道駒ヶ岳)と、森町の北海道駒ヶ岳の入山規制のページをたしかめましょう(旅行の確かめ先は、下の「大沼や函館へ出かけてよいのか」にまとめています)。 駒ヶ岳はいま、どうなっているのか 札幌管区気象台は、10月2日午前7時30分に火口周辺警報を発表しました。理由は、2日0時頃から、山頂火口原浅部を震源とする火山性地震が増え、山頂火口原方向が上がる傾斜変動も見られることです。 火山性地震は、気象庁の用語集に「火山体またはその周辺で発生する地震のこと」とあります。山頂火口原の説明は見つかりませんでしたが、気象庁の北海道駒ヶ岳のページに、現山頂部には「西の剣ヶ峯、北の砂原岳、南の馬の背・隅田盛で囲まれた直径約2kmの火口原がある」と書かれています。傾斜変動は、解説資料によると山頂火口原付近の傾斜計で観測されたもので、傾斜計は用語集に「地盤の傾斜を精密に計測する装置のこと」とあります。 午前9時30分の火山活動解説資料には、傾斜変動の量が大きくなり、地震の回数もさらに増えたと書かれています。いっぽうで、火山性微動や、9月28日のようなマグニチュード1以上のやや規模の大きな地震の増加は観測されていません。火山性微動は、用語集に「火山体またはその周辺で発生する火山性地震よりも継続時間の長いもの」とあります。 表の山頂点基準は山頂側の観測点で、山麓点基準はふもと側の観測点で、それぞれ数えた火山性地震の回数です(解説資料の図の注に、山頂〔剣ヶ峯東〕と山麓〔西山麓〕の観測点とあります)。この表の期間で、山頂点基準がもっとも多いのは10月2日の125回、山麓点基準は9月29日と30日の6回です。 日 山麓点基準 山頂点基準 9月26日 2回 14回 9月27日 4回 15回 9月28日 2回 41回 9月29日 6回 40回 9月30日 6回 21回 10月1日 3回 15回 10月2日(15時まで) 2回...
山梨県東部・富士五湖のあたりでは、ときどきまとまった地震が起こります。すぐそばには富士山がそびえているため、大きな揺れがあると「富士山が噴火するのではないか」と心配になる方も多いと思います。実際にこの一帯では、震度5弱以上の地震がこれまで何度か起きてきました。気象庁は、地震の発表の中で、あるいは毎月の火山活動の資料で、富士山の様子にも触れています(3件のうち2件)。 気象庁がこれまでに出した発表を見比べると、富士山について繰り返し使われている言葉があります。2026年6月26日には最大震度6弱の地震がありましたが、その月の富士山の解説資料には「噴火の兆候は認められません」と書かれています。2021年12月の地震のあとにも、「富士山の観測データには特段の変化は認められていません」とされています。だからといって、この先も何も起きないと決まったわけではありません。まずは、気象庁がこれまでの発表で富士山について何と言ってきたのかを、確かめていきましょう。 気象庁は富士山をどう見ている? 地震のあと、多くの方が気になるのは富士山の状態だと思います。先ほど触れたとおり、気象庁は2021年12月の地震のときに「富士山の観測データには特段の変化は認められていません」としました。2026年6月の火山活動解説資料でも「火山活動に特段の変化はなく、静穏に経過しており、噴火の兆候は認められません」としています。ただし2026年6月の地震そのものの発表には、富士山への言及はありませんでした。7月・8月の解説資料にも、同じ言葉が続いています。 気象庁がこの資料で見ているものは、いくつかあります。ひとつは、山頂近くを映す監視カメラにうつる噴気のようすです。もうひとつは、火山性の地震や、火山の内部で起きる低い周波数の揺れの回数、地面のわずかな動き(地殻変動)です。これらのどれにも、いまのところ目立った変化は無いとされています。 地震と噴火の関係そのものについて、気象庁の発表は述べていません。発表からわかるのは、いま観測している範囲では、富士山の様子に変わったところが見当たらない、ということです。噴火に近づくとどんな変化が起きると考えられているかは、富士山噴火の予兆でまとめていますので、あわせてご覧ください。 富士五湖では過去にどんな地震があった? 「山梨県東部・富士五湖」を震源として気象庁が報道発表を出した地震のうち、当店が資料を確かめられたのは、2012年・2021年・2026年の3件です。表の数字はいずれも、地震の直後に発表された「暫定値」(あとで精査されて少し変わることがある速報の値)です。 発生日 マグニチュード 最大震度(場所) 震源の深さ 2012年1月28日 M5.4 5弱(忍野村・富士河口湖町) 18km 2021年12月3日 M4.8 5弱(大月市) 19km 2026年6月26日 M5.6 6弱(富士河口湖町) 20km 出典:気象庁 報道発表(2012年1月28日発表・2021年12月3日発表・2026年6月27日発表)。数値はいずれも暫定値。 2012年の地震では、本震の4分前にも、マグニチュード5.0の地震が起きていました。その日の午前中だけで、震度1以上の余震が5回観測されています。緊急地震速報(予報)は地震検知からおよそ3秒後に出されましたが、警報の基準には届きませんでした。 2021年の地震も、同じ日の未明にもう一度、大きな揺れがありました。午前2時18分ごろに最大震度4の地震があり、そのおよそ4時間後に、最大震度5弱の地震が起きています。同じ日の午前8時までに、震度1以上の地震が3回観測されました。 2026年6月26日の地震は、震源の深さ20キロメートルで起こりました。震度は東北地方から中国地方にかけての広い範囲で観測され、震度5強から1までが記録されています。津波の心配はないとも発表されています。ただ、この発表そのものには、富士山について触れた記述はありませんでした。 気象庁は2026年6月の資料で、震源の周辺で過去に起きた主な地震もあわせて示しています。富士五湖そのものではなく、周辺一帯の記録です。...
ここに書いた内容は、2026年10月2日時点の気象庁の発表にもとづいています。十勝岳は9月12日に噴火警戒レベルが3へ引き上げられ、10月2日のいまも変わっていません。夏には小規模な噴火も何度か起きています。「そろそろ噴火するのでは」「行っても大丈夫か」と検索してたどり着いた方も多いと思います。 レベル3は、火口からおおむね3キロの範囲で大きな噴石に警戒する、という意味です。いつ噴火が起きるかは、気象庁もはっきりとは言い切っていません。まずは、いま分かっていることを公的な発表だけで整理していきます。 いま十勝岳はどうなっているのか 9月12日午前9時30分、札幌管区気象台は、十勝岳の噴火警戒レベルを2の火口周辺規制から3の入山規制に引き上げました。登山者向けには、火口からおおむね3キロの登山道に入らない、という意味です。理由は、8月17日以降、山の近くを震源とする揺れの大きな火山性の地震が増えていることです。 引き上げにあわせ、気象庁は火口からおおむね3キロの範囲で大きな噴石への警戒と、風下側で火山灰や小さな噴石が遠くまで流されて降るおそれを呼びかけています。対象は富良野市、美瑛町、上富良野町、南富良野町、新得町の5市町です。 このレベル3は、いまも変わっていません。10月2日午後4時の解説情報でも、3月以降の地殻変動と4月以降の二酸化硫黄の放出量増加が伝えられ、火口からおおむね3キロの範囲に影響する噴火の可能性が高まっている、と締めくくられています。9月28日の解説情報によると、9月25日の現地調査では、1日あたり1000トン前後の二酸化硫黄が出ていることが確かめられました。次の解説情報は10月5日午後4時ごろの予定です。 さかのぼると6月18日にレベル2へ引き上げられ、そこから小さな噴火が何度か起きています。7月22日、8月5日、8月6日に62-2火口付近でごく小規模な噴火が発生し、いずれも短時間で止まりました。噴煙は最高で火口縁上900メートル、振子沢噴気孔群でも稜線上700メートルに達し、夜には火映と呼ばれる発光も観測されました。 レベル3とはどういう意味か 噴火警戒レベルは、火山活動の状態を5段階で表す仕組みです。十勝岳の判定基準では、レベル3は火口からおおむね3キロの範囲に影響する噴火が発生、または可能性が高まった場合に発表され、レベル2はおおむね1.5キロになります。 レベルが下がるときの決まりも同じ判定基準にあります。レベル3の基準を満たさなくなってから、だいたい1か月たった段階でレベル2以下に引き下げる、とされています。 噴火警戒レベルの5段階の意味は、噴火警戒レベルの一覧にまとめています。噴火警報と噴火速報の違いは、噴火警報・噴火速報とはで説明しています。 レベルの意味を表にすると、次のようになります。 レベル 呼びかけの言葉 十勝岳でのめやす 5 避難 居住地域まで到達するような大きな噴火が切迫または発生 4 高齢者等避難 居住地域に被害を及ぼす噴火の可能性が高まっている 3 入山規制 火口からおおむね3キロ以内に大きな噴石が飛ぶ噴火が発生、または予想される 2 火口周辺規制 火口からおおむね1.5キロ以内に大きな噴石が飛ぶ噴火が発生、または予想される 1 噴火予報 判定基準では、レベル2の基準を満たさなくなってから概ね1か月で引き下げ...
夏季休業期間:2026年8月8日(土)から8月16日(日)。発送・お問い合わせは8月17日(月)より順次対応いたします。
2026年GW期間中の営業について
噴火対策セット ミニマム
新年のご挨拶
桜島噴火・口永良部島警戒引き上げ
桜島低調・キラウエア警戒
2026年6月19日以降の最新火山ニュース。国内では桜島が6月21日に噴煙1,500mの爆発を起こしレベル3が継続中。霧島山(新燃岳)もレベル2を維持。海外ではキラウエア火山のエピソード50が6月26日ごろに迫り、マヨン山は溶岩流3.8km、フエゴ山は時間12回の爆発で噴煙4,800mに達しています。
2026年6月17日以降の最新火山ニュース。国内では桜島(鹿児島県)が噴火警戒レベル3を継続し、連続噴火回数が昨年同期比約3倍の133回に急増。海外ではハワイのキラウエア火山が「エピソード50」の噴火を6月26日前後に予測、アイスランドでは2,600万㎥超のマグマ蓄積が過去最長水準に達し噴火警戒が強まっています。
日経MJ2024年1月31日号に「噴火対策備蓄セット」が紹介されました。
「週刊ビル経営」に「噴火対策備蓄セット」ならびに代表のインタビュー掲載
テレビ朝日スーパーJチャンネルより取材のご依頼がありました。
2015年6月4日の産経新聞にて、噴火.comが紹介されました。ありがとうございました。