噴火警報・噴火速報

噴火警報とは

噴火警報は、気象庁が火山活動の状況から噴火が予想される場合や噴火が発生した場合に発表する警報のことです。

噴火警報には以下の5段階があります。

  1. 火口周辺警報(入山危険) 火口から概ね2km以内の範囲に入山したり、立ち入ったりすると生命に危険があるため、入山危険があることを示す。
  2. 火口周辺警報(火口周辺危険) 火口から概ね2km以内の範囲で火山灰や火砕流などによる影響が及ぶ可能性があることを示す。
  3. 入山規制 火口から概ね数kmの範囲で大きな噴石や火砕流による影響が及ぶ可能性があり、入山を規制する必要があることを示す。
  4. 火口周辺危険 火口から概ね数kmの範囲で大きな噴石や火砕流による危険な現象が予想され、命に危険が及ぶ可能性があることを示す。
  5. 住民避難 住民に避難を促す段階で、その範囲は火山の状況により決まる。

警報発令時には、火山活動の状況や予想される現象、留意事項などが気象庁から発表されます。住民は発表内容に注意し、適切な行動をとる必要があります。

噴火速報とは

噴火速報は、登山者や周辺住民に対し、噴火の発生を迅速に通知し、安全対策を促す情報です。

火山の噴火が確認されたら、火山名と発生時刻が公表されます。噴火速報は、噴火警報のない火山で噴火が起きた場合や、警報が出ている火山で規模が大きくなる可能性がある場合に発表されます。社会的影響が大きく、迅速な通知が必要な場合も考慮されます。

なお、噴火の確認には気象庁のデータだけでなく、関係機関からの情報も活用されます。

噴火警報・噴火速報の発表を知るには

噴火警報・噴火速報は、気象庁HP、テレビやラジオ、スマホアプリなど事業者が提供するサービスで知ることができます。

気象庁 噴火警報・噴火速報

https://www.jma.go.jp/bosai/map.html#5/34.5/137/&contents=volcano

事業者が提供するサービス(気象庁HP)

https://www.data.jma.go.jp/vois/data/tokyo/STOCK/

気象庁 ソーシャルメディア

警報の発信サービスではありませんが、公式な情報源として、気象庁の運営するソーシャルメディアをご活用ください。

気象庁防災情報 X(旧Twitter)

https://twitter.com/JMA_bousa

気象庁ソーシャルメディアアカウントの一覧

https://www.jma.go.jp/jma/menu/social_info.html#list