噴煙2300メートル、トカラ列島で活発な火山活動 霧島連山でも警戒続く

噴煙2300メートル、トカラ列島で活発な火山活動 霧島連山でも警戒続く

噴火に関するニュース

鹿児島県の諏訪之瀬島では、御岳火口で連続的な噴火活動が続き、噴煙は火口縁上最大2300メートルに達した。火山性地震や微動も散発的に発生し、島内では小規模な降灰も確認されている。噴煙が1500メートル、600メートルに達する爆発も複数回観測されており、火口周辺警報は引き続き「レベル2(火口周辺規制)」が継続中。トカラ列島近海で発生した地震では諏訪之瀬島で震度5弱を記録し、火山活動との関連性にも注目が集まっている。

一方、鹿児島・宮崎県境の霧島山・新燃岳では、現在噴火は観測されていないものの、火口縁上200メートル程度の噴煙が確認されている。火山性地震は依然多めで、地下の活動が続いているとみられる。警戒レベルは「レベル3(入山規制)」が維持され、火口から概ね3キロ圏では噴石の飛散、2キロ圏では火砕流の可能性も指摘されている。これらの地域は現在も火山防災上、特に警戒が必要な状況にある。

関連する噴火情報

気象庁:諏訪之瀬島の活動状況
https://www.data.jma.go.jp/vois/data/report/activity_info/511.html

霧島山(新燃岳)の活動状況
https://www.data.jma.go.jp/vois/data/report/activity_info/551.html

 

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