桜島の連続噴火が昨年の3倍・133回に急増しレベル3継続、海外はキラウエア『エピソード50』が6月26日予測・アイスランドは2,600万㎥超のマグマ蓄積で最長記録

国内の状況:桜島でレベル3継続、連続噴火が昨年比3倍に急増

鹿児島県の桜島では、噴火警戒レベル3(入山規制)が継続しています(2026年6月24日・鹿児島地方気象台発表)。南岳山頂火口および昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石小規模な火砕流を伴う噴火が発生するおそれがあり、火口周辺への立ち入りが禁じられています。

今年の桜島は例年を大きく上回る活発な動きが続いており、連続噴火回数は133回と昨年同期比で約3倍に急増していることが報告されています。専門家からは「警戒レベルのさらなる引き上げも視野に入る可能性がある」との指摘があり、地元住民・観光客ともに気象庁の情報を随時確認することが求められます。

長期的にはアイラカルデラ(錦江湾)の深部でマグマの蓄積が続いており、二酸化硫黄(SO₂)の放出量も高い水準を維持しています。今後も活動の推移を注視する必要があります。

海外の状況:キラウエア・アイスランド・グアテマラ・インドネシアで活動活発

ハワイ・キラウエア:「エピソード50」の噴火が6月26日前後に迫る

米国ハワイ州のキラウエア火山では、ハレマウマウ火口での間欠的な噴火が続いています。エピソード49は2026年6月14日(現地時間)に始まり、約7.5時間の連続溶岩噴泉のあと同日午後5時05分(ハワイ標準時)に終了しました。この噴火では溶岩噴泉の最高高さが約700フィート(約210m)に達し、火口底面の40〜50%が溶岩流で覆われました。

米国地質調査所(USGS)のハワイ火山観測所(HVO)は、エピソード50の開始を6月25〜27日の間(最有力は6月26日)と予測しています(2026年6月23日付)。山頂の膨張・火孔の強い輝き・ガス放出の継続が観測されており、次の噴泉エピソードは「ほぼ確実に発生する」とされています。このシリーズは2024年12月23日から始まった間欠噴火で、現地では観覧スポットが設けられています。

アイスランド:2,600万㎥超のマグマ蓄積が過去最大水準、IMOが噴火警戒

アイスランドのスバルツェンギ(Svartsengi)火山では、2025年8月の最後の噴火以降、地下に2,600万㎥超のマグマが蓄積されており、アイスランド気象庁(IMO)によれば2023〜2025年の一連の噴火シリーズを通じた最大蓄積量を上回る水準に達しています。IMOは「今後数週間以内の噴火が最も可能性の高いシナリオ」と警告しており、噴火発生時の事前警告時間は最短20分程度と非常に短いことが想定されています。グリンダヴィーク周辺の住民や観光客は依然として厳重な警戒が求められています。

グアテマラ:フエゴ山・サンティアギート山が相次いで活発化

中米グアテマラでは2火山が相次いで活動を強めています。フエゴ(Fuego)山は6月11〜16日にかけて複数回の噴火を起こし、高度6kmに達する噴煙柱が観測されました。サンティアギート(Santiaguito)山では6月17日に爆発的活動が急増し、火砕流が火口から2.5kmまで到達したと確認されています。当局は近隣住民に対して避難・移動制限を指示しており、状況を継続監視しています。

インドネシア:イブ山で6月22〜23日も断続的な噴煙を観測

インドネシア・ハルマヘラ島イブ(Ibu)山は今月を通じて爆発的活動を繰り返しています。6月22〜23日にも高度7,000フィート(約2,100m)の火山灰噴煙が観測されたことが火山灰情報センター(VAAC・ダーウィン)の速報で明らかになっています(灰の流向:北西〜北方向)。同島周辺の航空機運航への影響が引き続き懸念されています。

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