桜島が噴煙1,500mの爆発・警戒レベル3継続、海外はキラウエア「エピソード50」迫りマヨン溶岩流3.8kmに

今週(2026年6月19日〜25日)も国内外で活発な火山活動が続いています。国内では桜島が爆発を記録してレベル3が維持されているほか、霧島山(新燃岳)もレベル2が継続中です。海外ではハワイ・キラウエアの新エピソード開始が今週末にも迫り、フィリピン・マヨン山グアテマラ・フエゴ山も活発な状態です。

国内の状況

桜島:爆発で噴煙1,500m、警戒レベル3維持

鹿児島県の桜島では、6月21日18時55分南岳山頂火口で爆発が発生し、噴煙は火口縁上1,500mまで上昇しました。大きな噴石は9合目(火口から約500m)に達しており、気象庁は噴火警戒レベル3(入山規制)を維持しています。

姶良カルデラ地下深部ではマグマの長期蓄積が続いており、火山ガスの放出量も多い状態が続いています。南岳山頂火口・昭和火口から2km以内への立入は禁止されており、大きな噴火に発展した際は3km超での噴石飛散の可能性もあるとして、周辺市民や観光客への注意喚起が続いています。

霧島山(新燃岳):6月19日解説情報発表、レベル2継続

宮崎・鹿児島両県にまたがる霧島山(新燃岳)では、気象庁が6月19日に最新の解説情報を発表しました。噴火警戒レベル2(火口周辺規制)が引き続き継続しており、火口から概ね2km以内での大きな噴石および火砕流への警戒が求められています。

海外の状況

キラウエア(ハワイ):「エピソード50」は6月26日ごろ開始の予測

米ハワイ島のキラウエア火山では、エピソード496月14日7.5時間の溶岩噴泉活動の後に終了しました。最大噴泉高さは約210mに達し、溶岩がハレマウマウ火口床の40〜50%を覆いました。現在は噴火停止中ですが、USGSハワイ火山観測所は6月25〜27日(最も高い可能性は6月26日)にエピソード50が始まると予測しています。2024年12月以降すでに49エピソードを記録し、観測史上最多の噴火シリーズとなっています。

マヨン山(フィリピン):溶岩流最大3.8km、警戒レベル3継続

フィリピン・ルソン島のマヨン山では、2026年1月から続く噴火が6月22日時点も継続中です。PHIVOLCSによると溶岩流の長さはBasud谷(東)3.8km、Bonga谷(南東)3.2km、Mi-isi谷(南)1.8kmに達しており、警戒レベル3が維持されています。溶岩流に加え火砕密度流も断続的に発生しており、周辺住民に継続的な警戒が呼びかけられています。

フエゴ山(グアテマラ):6月12日に大規模噴火、噴煙4,800m超

グアテマラのフエゴ山では6月12日未明に大規模な噴火が発生し、その後も活動が継続しています。6月15〜16日の爆発では噴煙が海抜4,200〜4,800mに達し、時間あたり6〜12回のストロンボリ式爆発が続きました。周辺集落(パニマチェ1区・2区、モレリアなど)で降灰が報告されており、6月16日には観光客が噴石から緊急避難する場面もありました。


(専門家コメント:後ほど追加予定)

コメント:上地忍(防災士、災害備蓄管理士/シーノン株式会社代表取締役)

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