桜島で8年ぶりの火砕流を確認、アイスランドではマグマ蓄積が過去最大に
国内の状況:桜島で8年ぶりの火砕流と富士山対策の具体化
鹿児島県の桜島・南岳山頂火口において、5月8日午後4時15分に爆発的噴火が発生しました。噴煙は火口縁上3,500mまで上昇し、大きな噴石が5合目まで達しました。特筆すべきは、この噴火に伴い約8年ぶり(2018年6月以来)となる小規模な火砕流が南東側へ約600m流下したことです。一旦は解消した山体膨張も5月10日から再び観測されており、気象庁はレベル3(入山規制)を継続し、さらなる活動の活発化に警戒を強めています。
防災面では、東京都千代田区が富士山噴火による降灰を想定し、今年度内に地域防災計画を改定する動きが報じられています。省庁や企業が集中的に立地する都心部において、火山灰による交通・通信障害への具体的な対処指針を定めることが狙いです。
海外の状況:アイスランドでマグマ蓄積が2,500万㎥を突破
海外で最も緊迫しているのはアイスランドです。5月1日の最新報告によると、レイキャネス半島でのマグマ蓄積量は2,500万立方メートルを超えました。これは過去数年の活動サイクルの中でも最大級の数値であり、いつ、どこで大規模な「割れ目噴火」が起きてもおかしくない、まさに秒読みの段階にあります。
また、4月30日に大規模噴火(噴煙19,000m)を起こしたインドネシアのルアン火山は、5月に入っても周辺地域の立ち入り禁止が継続しており、火山灰による航空便への影響や、住民の避難生活が長期化しています。